社畜だけど幸せな人生を掴む

タイ バンコクでの赴任生活(仕事編)

前回の記事「住居編」に引き続き、今回は「仕事編」です。

 

 

結論から言うと、住居編で感じた貴族みたいな生活とは裏腹な印象を抱く方も多いかもしれません。

日本で働くよりは圧倒的好待遇!しかし、苦労もそれ相応…です。

最も大切なのは、その人自身の性格だと感じています。

 

前回同様、よいところ悪い


ところ包み隠さずに正直に紹介します!

 

 

・通勤

 ドライバーが一人つきます、会社まで毎日送迎してくれます。

 行きは自分が指定した時間に当然来てくれて、帰りは残業が終わるまで待ってくれます。

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 なんと!このドライバーは休日も使うことが出来ます!

 ちょっと観光に行きたいな~買い物に行きたいな~

 あんなこといいな、でっきたらいいな~って感じで叶えてくれます笑

 家族連れにとっては非常にありがたいと思いますよ!

 

 しかし、一方で乗ってるだけというのも意外と疲れます。

 またバンコクは物凄い渋滞が起きるので、快適とは言えません。

 歩いたほうが早いケースもそれなりにあります。笑

 

 ちなみに、車の中では英語、タイ語の勉強もしくは仕事をしています。

 言語学習は仕事を円滑に進めるうえで必須ですね。

 またスキルとして持っていて損はありません。

 日本では決して得られない体験ですので、

 この機会にトリリンガルになりたいですね。

 日本語が通用しない環境のため、モチベーションは高い状態が維持されています。 

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・職場環境

 タイ人200人に対して日本人はたったの4名!!

 日本人は30代私のみ、40代、1名、50代2名と、ジェネレーションギャップ半端ないです。

 話題、趣味趣向、価値観、思想等全てが違います。もはやまるで外国人笑

 人によっては孤独や疎外感を感じるかもしれないシチュエーションですね。

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・言語

 英語をまともに話せるのは係長以上のみ、それ以下は片言の英語ができるのが30%%くらい

 その他はタイ語しか話せません。

 ちょっとした打ち合わせだったら日本人無視のタイ語進行になることもまちまちあります。

 全く分かりません!この状況を打破するために「今何話してるのか教えてくれ」等、こちらかのアプローチ必須です。

 自分から主体的に行動できないと何にも上手くこなすことはできないでしょう。

 

・仕事内容

 4年目30歳の私ですら課長という役職を与えられます笑

 これにははっきりと、メリット・デメリットがあるので、項目を設けます。

 「メリット」

 自分の思い通りに進められる仕事が多いです。

 日本だったら、いちいち上司に伺いを立てたり、他の部署にお願いをしたりする必要があったことでも

 海外なら、私の意見一つで事が動きます。

 これは物凄くやりがいが生まれ、充実感や達成感を得られます。

 おかげで、自分のアイデアをすぐに試すことができて、上手くいった場合は自分の手柄になるので非常に働いていて楽しいと感じることが出来ています。

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「デメリット」

 一方で、私みたいな新人に課長という立場は非常に無茶苦茶です、課長なんて出来っこありません。

 しかし、それでもやらなければならないところが駐在員の大変なところです。

 また私の会社では、日本人の課長という立場は、タイ人の課長と以上の権力を持っていることになります。

 つまり、相当な責任力と影響力があります。超プレッシャーです。

 タイ人達からもそれ相応の目で見られます。

 失敗した時は、「日本人のくせに何やってんだよ~使えね~」って言われているような気がしますね。

 

・残業、休日出勤

 海外駐在員には労働基準法は適用されません!(涙)

 残業代や休日出勤しても給料が増えたりしません。常に定時で帰宅したもの、週休完全2日であるとみなされます!!!

 

 しかし、日本のオフィスみたいに帰りにくい雰囲気とかは全くありません。

 自分の仕事が終わりさえすればパッと帰れます。

 また、タイ人達はほとんど残業をしませんのでそれに合わせて

 日本人も帰宅することが多いです。

 なぜなら、日本人はタイ人の協力なしに円滑に仕事を進められる環境にありません。

 なにせタイ人200人に対して日本人4人ですからね!

 彼らに尋ねたり、指示したりしないとできない仕事がたくさんあります。

 

 したがって、意外と残業時間は月40時間程度です。

 休日出勤も月1回もありません。本当にたま~にでして、気にならないレベルです。

 それでも残業代や休日出勤の給料がもらえたら年100万円くらい違うのにな~

 と思いますね…残念><

 

・得られる能力

 「異文化コミュニケーション力」、「日本よりも幅広い仕事範囲とマネジメントから得られる経験」が日本と違うところだと思います。

 

 異文化コミュニケーション力とは、

 自分とは異なる文化の人たちと接する能力と考えていただけたら良いと思います。

 これは言語能力だけではありません。

 タイという異なる文化に直面して、それに対処する能力ですね。

 

 例えば、タイ人は日本人みたいに真面目に一生懸命働いたりしません。

 自分の生活が第一だったり、楽しく気楽に働ければよいと考えています。

 時間にルーズだったり、具体的に考えるのが苦手だったりします。

 彼らを悪く言っているつもりは全くありませんが、

 タイ人は日本企業式(ハードワーク、細かい、厳格等)の労働には

 全く向いていません。

 

 そんな人たちを相手にどうやって仕事をしていくか?

 これを切り抜けられたら異文化コミュニケーション能力が

 間違いなく身に付きますね。

 

「日本よりも幅広い仕事範囲とマネジメントから得られる経験」については、

 上記の項目「仕事内容」について同様な事を触れているので割愛します。

 

 

・日本側との関係

 海外拠点は日本と比べるとレベルが低いため、

 頻繁に いろんな部署から指示や調査依頼など様々なオーダーが来ます。

 そのため、それに応えるために本来の自分の仕事とは関係ない事にも

 取り組まなければならない機会が余計に発生します。

 

 しかもこれをたった4人の駐在員で対応しなければなりません。

 仮にタイ人達にアサインしようと思ったら、

 日本語で来る指令を英語に翻訳しなければなりません。

 さらに、日本人、タイ人ともにの英語は母国語でないため、

 あやふやなコミュニケーションになります。

 

 このリスク対策として、直接面と向き合って話し合い、

 言葉だけでなく絵をかいたりして具体的に伝えます。

 そのため手間が非常にかかります。

 繰り返しになりますが、これをたった4人でやっています。

 日本側は何十人、従業員は全て日本人・・・

 如何に日本がぬるま湯環境かと思えてしまいます。

 

 もちろん、言われっぱなしではないです。

 無茶な事や支援が欲しいことは要請しています。

 日頃からタイ人と仕事するのは大変なんだという事を

 日本拠点の各人にアピールしています。

 言い方は不適切かもしれませんが、

 同情を誘うような形で海外駐在の悲惨さを訴えることで、

 少しでも協力を得られるような関係を意識しています。

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・接待

 日本からの出張者や、他の会社との接待の機会が増えました。

 タイという、日本から近い、安全、娯楽がたくさんという性質上、

 毎週飲み会が複数回あります。

  また、タイはゴルフが凄い盛んですね。

 私は参加していませんが、上司は休日返上でゴルフしていて大変そうです。

 平日は仕事+夜遅くまで飲み会、休日はゴルフ接待と休む間もありません。

 これらの費用は全て無料ですが、私はそれよりも休暇を切望していますね。

 私は空気を読まずに気が乗らないときはきっぱり断っています。 

 

 もちろん、最低限は参加しています。

 こういった機会が多いことから人脈はすごい広がりますね。

 同じ人と毎日のように飲む機会を避ければ十分メリットと言えるでしょう。

 

 話がそれますが、上司だろうが外人だろうが、

 強気に自分の意見を明確に主張する能力は海外赴任では必須ですね。

 飲み会を断るというのは、いいトレーニングになるかもしれませんね(笑)

 

まとめ

デメリット 日本の職場と比べて、孤独・責任が重い・板挟み・ハードワーク

 

 メリット  海外駐在ならではのスキルを得られる(=非常に貴重な人材になれる)・人脈が広がる

 

タイ赴任者の仕事編はいかがでしたでしょうか?

イメージ通りハードそうでしたでしょうか?(笑)

しかし、苦労した以上のリターンは明らかにあると感じています!

 

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日本と比べると、結構給料のいい条件の求人がたくさんありますよ!

これだけで海外が持ってるポテンシャルを感じますよね♪

 

なお、会社によって内容は若干異なると思います

あくまで私のパターンという事で参考までにしていただけたら幸いです。

 

ありがとうございました。

海外生活関係で以下の給料編と仕事編も別記事にて紹介してます!

海外に興味がある方は是非こちらも併せてどうぞ!!

syachiku-retire.hatenablog.com

 

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