社畜だけど幸せな人生を掴む

バイリンガル、トリリンガルの需要

「英語が話せます!これって価値がありますか?」

「英語と中国語も話せます!就職・転職無双できますか?」

「日本語以外にも使える言語があったほうがいいの?勉強しようか悩んでます」

こんな悩みをお持ちの方がいらっしゃると思います。

 

今回はバイリンガルトリリンガルの需要についてお話ししたいと思います。

 

 

結論から言いますと、ただ言語が話せるだけのバイリンガルトリリンガルには

そこまで特別な需要はありません。

(翻訳者レベルの熟練者でしたら話は変わってくるかもしれませんが…)

 

ただし、何かしらのスキルを持っていたら、

トリリンガルは非常に強力です。

(機械設計、法律、電気技術者等)

 

バイリンガルは日本では少しプラスになりますが、

海外で働く際はバイリンガルが当たり前です。

 

トリリンガル

 

 ー需要ありパターン

 トリリンガルは物凄いアツイ需要があります。

 

 例えば、タイの場合、言語は以下のような職場構成になってます。

 日本人・・・日本語と英語が話せます。

 タイ人・・・英語とタイ語を話せる人が少数(課長、係長)と

       タイ語しか話せない人(平社員)が多数。

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 日本人の立場からすると、タイ人を管理指導しなければなりませんが

 コミュニケーションを取れるのは、課長係長のみです。

 これでは、全体を自分自身で把握することが出来ません。

 課長係長に指示したことが、平社員全体へ正確に伝わっているか

 確認するのが非常に難しいです。

 

 逆に英語が話せないタイ人から日本人へのコミュニケーションも同様に取れません。

 彼らが伝えたいことがあっても、課長係長を通さないと伝えられない。

 

 このように、ミスコミュニケーションやタイムロスの機会が非常に多くあります。

 そこで、実際に我々日本人駐在員が切望している事は

 「技術が分かるトリリンガルがいたらな~」です!

 

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 ただの通訳者ではだめです。

 スキルを持っている人がトリリンガルである必要があります。

 なぜなら、ただの通訳者ではタイ人達を指導できないからです。

 お互いの通訳をしているだけでは、「しゃべるGoogle翻訳」がせいぜいでしょう。

 

 スキルを持ってるトリリンガルには高い給料を払うでしょう。

 海外は日本と違ってバンバン転職します。

 私の会社では、タイ人は3年務めれば中堅と言われるくらいです。(日本は10年くらい)

 そんな状況で優秀なトリリンガルは会社にとって非常に貴重で重要なキーマンです。

 滅多に見つかりません。

 もし、転職されたら困りますよね?どうすればいいと思いますか?

 

 それは、高い給料を支払う事です。

 例えば、私の会社の中国拠点では中国人キーマン(課長)に対して、年収2000万円以上支払っています。

 なんと、これは日本の本部長以上の年収です。

 

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 物凄いドリームを感じませんか?

 優秀であれば、その分評価されて年収に反映されるんですよ?

 毎日スキルを高めるために貪欲に働く気になります。

 

 大多数の日本企業は、頑張ってもサボってもほぼおんなじ給料ですよね。

 こんなんでやる気が出るわけがありません。活力は衰退する一方です。

 

 日本人がこのようなキーマンになるためには、

 スキルをまず手に入れる事が先決ですね。

 自分がこの会社にいなくてはならない存在、いなくなったらマネジメントが崩壊するというレベルのキーマンになるように意識して日々行動と効果的だと思います。

 

 そのような人材になれば、会社側も給料アップの交渉に応じざるを得ないでしょう。

 

 ー需要少ないorないパターン

  環境によってはトリリンガルの需要が少ないor無い場合もあります。

 

  例えば、アメリカ拠点の場合、言語は以下のような職場構成になるとします。

  日本人  ・・・日本語と英語が話せます。

  アメリカ人・・・英語しか話せません。

 

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  仮に第三言語に中国語が話せたとして基本的に需要はありません。

  (取引相手のメインが中国でしたら需要はあるでしょうが…) 

 

 ・バイリンガル

  ー需要あるパターン

   英語以外の言語でしたら、強い需要があるケースが存在します。

   当然ながら、その範囲はトリリンガルよりは狭まってしまいます。

 

   

   繰り返しになりますが、タイでは以下のような職場構成になってます。

   日本人・・・日本語と英語が話せます。

   タイ人・・・英語とタイ語を話せる人が少数(課長、係長)と

         タイ語しか話せない人(平社員)が多数。

 

   もしここで、自分が英語は話せないけど

   タイ語話せるってなったら需要はありです!

 

   ただこれはレアケースですね。

   なぜならほとんど人は第二言語で英語を学んでいるからです。

 

   -需要少ないor無いパターン

    上記でも述べた通り、第二言語が英語の場合は

    ほんの少しプラスになる程度です。

    英語はグローバル企業ならできて当たり前という雰囲気があります。

    海外転勤の候補者に名前が挙がる、英語で仕事を対応できる・・・

    といった具合に1つの特徴としてとらえられるレベルです。

 

・まとめ

 ートリリンガルはスキルがあれば物凄い需要がある。

  年収1000万越えも現実的。

 

 -バイリンガルは英語以外なら需要あり。

  英語だけでは弱い。

 

本記事はあくまで私の実体験、会社での実話を参考に執筆しています。

しかし、海外展開している日系企業なら大抵似たような状況では?と推測しています。

懸念点は会社の規模によって重要度が変わる事です。

私の企業は規模がかなり大きく優秀な人材が集まるため、

英語ができる程度ではほとんどプラスになりません。

(他者との差別化にならない)

 

英語ができる人材が貴重な会社では話が変わってくる可能性もあります。

あくまで 参考程度にしていただけましたら幸いです。

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。